日本の主将・長谷部こそフランクフルトの中心 独メディアは「絶対的な主役」と絶賛

フランクフルトを支える長谷部 photo/Getty Images

どんどん存在感は大きく

日本代表、そしてブンデスリーガで長くプレイするMF長谷部誠はそれほど目立つ存在ではなかったかもしれない。ゴールやアシストを決める機会もそれほど多くなく、これまで所属したヴォルフスブルクなどでは複数のポジションを担当する便利屋的存在として扱われてきたところもある。しかし、現在所属するフランクフルトでの立ち位置は全く異なる。

ニコ・コバチ監督が就任した2016-17シーズンには3バックの中央を任され、リベロとしてチームに大きく貢献。その姿からあのフランツ・ベッケンバウアー氏と比較されることまであり、長谷部の評価は急上昇した。チームも前半戦では8戦無敗の時期を作るなどサプライズを起こし、一時は欧州カップ戦出場権すら狙えると言われていた。後半戦は逆に5連敗を喫するなど調子を落としてしまったが、前半戦の快進撃は長谷部なしでは語れない。

独『90min』も長谷部の存在が大きいことを取り上げており、今後も長谷部を3バックの中心に据えたやり方が重要なオプションになると指摘。長谷部を「守備のオールラウンダー・長谷部誠は絶対的な主役」と称えている。時にはリベロ、時にはボランチを担当する長谷部の柔軟性はニコ・コバチ監督のスタイルに欠かせないもので、33歳ながらチームの絶対的主役の1人との表現がぴったりだ。
今夏には同じ日本人MFの鎌田大地も加入し、同選手の成長を手助けするうえでも長谷部は重要な役割を担う。長谷部はフランクフルトでどんどん存在感が大きくなっているが、2017-18シーズンもフランクフルトは快進撃を見せてくれるか。

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