チームに欠かせない存在
ウェイン・ルーニー氏はサンダーランドでプレイするMFグラニト・ジャカ(33)を絶賛した。英『BBC』が報じている。
第11節で公式戦10連勝中、さらに8試合連続でクリーンシートを達成していたアーセナルを止め、2-2の引き分けに持ち込んだサンダーランドの実力は本物で、現在はなんと4位につけている。今シーズンのダークホースとしてサンダーランドは大きな注目を集めているなか、躍進するチームを支える1人がジャカだ。
2023年夏にアーセナルを退団し、レヴァークーゼンで2シーズンを過ごした後、今夏プレミアリーグに帰ってきたジャカ。サンダーランドは同選手を1300万ポンドで獲得したが、現在までのパフォーマンスを考えると、この補強は大当たりだと言える。
新加入ながらキャプテンを務める同選手は、ここまでリーグ戦11試合すべてにスタメンフル出場を果たしており、チームの心臓だ。そんなジャカをルーニー氏は「今シーズン最高の補強選手」と語り、サンダーランドの躍進には同選手のリーダーシップや経験が絶大な影響を与えていると考えている。
「プレミアリーグに戻ってくるとなると、彼が本当にできるのか疑問だった。昇格したチームに加わる中で彼はどんな影響を与えられるだろうか?しかし、彼はおそらく今シーズン最高の補強選手だろう。素晴らしい活躍を見せている」
「彼は決して最速ではないが、試合をコントロールする経験を持っている。アーセナルで問題が起きた時、ファンと対立したのに、再びアーセナルでプレイし、さらにはチームのキャプテンを務めたことは彼の性格を示したと思う」
「あの状況を乗り越え、アーセナルで活躍し、さらにレヴァークーゼンでは10年以上ぶりにバイエルン・ミュンヘンを破って優勝を果たすチームの一員となった。これは彼がいかに優れた選手あるかを証明している」
「サンダーランドもまた非常に若いチームだ。彼はまるで父親のような存在になるだろうし、キャプテンとしてチームをまとめる役割も監督にとって大きな助けになるだろう。夏に多くの選手を獲得したんだ。彼の経験は、監督と選手たちにとって間違いなく役立つはずだ」
サンダーランドは今夏大型補強を行い、顔ぶれも昨シーズンと大きく変わった。これが原因でチームのバランスが崩れる場合もあるが、ジャカのリーダーシップや経験がチームの一体感を作っているとルーニー氏は考えており、同選手の存在はピッチ内外で大きいと感じているようだ。