井上尚弥「今回はしっかり倒し切りたい」 世界が注目するリヤドでボクシング界のために戦う 次世代へつなぐ重大な責務に言及

リヤドシーズンに出場する井上尚弥 photo/Getty Images

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ボクシング界を背負う覚悟の発言

プロボクシング世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が7日、12月27日にサウジアラビア・リヤドで開催される「リヤド・シーズン」への出場発表が行われた会見に出席。次戦への意気込みや、彼がその先に見据える彼自身の責任について言及した。

そのサウジでの対戦相手は、アラン・ピカソ(32勝0敗1分、17KO)。井上はまず対戦相手について「長身で好戦的な選手」と評し、「これからしっかりと戦略を練っていきたい。今回はしっかり倒し切りたいという気持ちで取り組みたい」とKO勝利も狙う構えを示した。

9月に行われた前戦、ムロジョン・アフマダリエフ戦では、判定勝ちを宣言し、有言実行。さらに相手に何もさせずに圧倒的な勝ち方をした。間合い、スピード、テクニック、井上が持つ能力を惜しげもなく披露した形となったが、今回は勝ち方にもこだわるようだ。
井上は今回、試合会場がサウジアラビアであることを意識し「世界へのアピールになる試合。勝ちにこだわり、勝ち方にもこだわって、しっかり自分のボクシングを組み立てたい」と、自身のボクシングをさらに高める意識を明らかにすると「サウジアラビアはボクシングに限らず、さまざまなスポーツやエンタメを積極的に取り入れている国。その盛り上がりの中で試合をすることに大きな意味がある。こうした舞台を通じてボクシング界の裾野が広がれば」と今後ボクシング界を担う若い世代にバトンをつなぐ役目も担う、第一人者としての責務も口にした。

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