4日(現地時間)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でパリ・サンジェルマン(PSG)とバイエルン・ミュンヘンが対戦し、2-1でバイエルンが勝利した。
ともにリーグフェーズでは開幕から3連勝中の両チームの対戦は、バイエルンが前線からの積極的な守備で先手を奪う。4分、敵陣でのボール奪取からのカウンターの流れでPSG守備陣の背後に抜け出したマイケル・オリーセがシュートを放ち、これを防がれた後のこぼれ球をルイス・ディアスが拾って右足でシュート。これが決まってバイエルンが先制する。
PSGも22分にウスマン・デンベレがゴール前でファビアン・ルイスのシュートを胸で軌道を変えてゴールに押し込んで同点に追いついたかに見えたが、VAR判定の結果デンベレの位置がオフサイドポジションだったとして得点は認められなかった。すると32分、バイエルンのディアスがPSGのペナルティエリア手前でマルキーニョスからボールを奪い、すぐさま右足でシュートを放って追加点を奪い、リードを2点に広げる。
しかし、前半アディショナルタイムに試合の流れを一変させる出来事がバイエルンに起きる。右サイドでボールを持ったPSGのアクラフ・ハキミの前進を食い止めようとしたディアスが同選手の後方からスライディングタックル。これがファウルとなり、VAR判定の結果レッドカード相当と主審が判断してディアスは退場処分に。バイエルンは後半45分間を一人少ない状況で戦うことになってしまう。
後半に入ると数的優位な状況になったPSGがバイエルンを押し込む展開が続き、バイエルンゴールに次々とゴールを浴びせる。これに対してバイエルンも守護神マヌエル・ノイアーを中心に粘り強い守備で対応していたが、終盤に入りかけた74分にイ・ガンインの右サイドからのクロスをジョアン・ネヴェスがゴール前で倒れ込みながら右足で押し込み、PSGが1点差に詰め寄る。
その後もPSGは攻撃の手を緩めずに同点ゴールを狙いに行くが、バイエルンはキム・ミンジェを途中投入して5バックシステムに切り替えて追加点を許さず、試合は2-1でタイムアップ。PSGの猛攻を1点に抑えたバイエルンが敵地で貴重な勝ち点3を獲得し、リーグフェーズ4連勝を飾った。