デ・ブライネはまだナポリでベストポジションを見つけていない 名将カペッロ氏は「ピッチをうろうろと歩き回って落ち着きがない」

ナポリに加わったデ・ブライネ photo/Getty Images

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ミランのリーダーとなっているモドリッチとは対照的?

28日に行われたセリエA第5節のミランVSナポリの一戦は、ミランが退場者を出しながらも2-1で制した。

このゲームで対照的だったのは、両チームに加わったベテランの2人だ。ミランではレアル・マドリードから加わったMFルカ・モドリッチがチームに落ち着きをもたらす一方、マンチェスター・シティからナポリに加わったMFケビン・デ・ブライネは試合途中に交代させられたことに納得がいかなかったのか、ベンチへ下がる際に不満そうな態度を見せていた。試合後には指揮官アントニオ・コンテが苦言を呈すことになり、ナポリにとっては後味の悪い敗北だ。

伊『Gazzetta dello Sport』によると、イタリアの名将ファビオ・カペッロ氏はすでにモドリッチがチームの中で居場所を確保しているのに対し、デ・ブライネはまだ役割がはっきりしていないように見えると語っている。
「モドリッチはセリエAで圧倒的な存在感を示しているが、デ・ブライネはまだだ。むしろその逆と言える。彼は自分のポジションを見つけるのに苦労しているようで、ピッチをうろうろと歩き回って落ち着きがない。もちろん誰もが予想しないパスを通すこともあるが、彼のインパクトは限定的だ」

「モドリッチに関しては信じられないね。才能、ゲームビジョンを備えているのは誰もが理解していたし、これらは年齢を重ねても失われない天性のものだ。しかし彼が未だにこれほど並外れたコンディションを保ち続けているとは驚きだ。マドリーで全てを勝ち取っても、モドリッチは変わることなく素晴らしいプレイを見せ、果敢にタックルを仕掛け、リードを守るために走り続けている。彼はチャンピオンであり、ミランでもリーダーとしての重責を担ってさらに成長しているように見える」

「ミランはすでにチームとしてまとまっているね。彼らは偉大なスピリット、決意を備えている。これは昨季あまり見られなかったものだ。重要なのはモドリッチ、ラビオといった強くカリスマ性のある選手たちがその原動力になっているということ。彼らはチームの模範であり、サポーターをも鼓舞している」

昨季王者ナポリ相手の勝利はミランにとって自信になったはずで、今季はタイトル争いに絡めるかもしれない。ここにFWラファエル・レオンも復帰することになり、攻撃陣もますますパワーアップするだろう。名将マッシミリアーノ・アッレグリが指揮官に復帰し、ミランは一気に面白いチームになっている。



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