アフリカ予選首位の南アフリカが没収試合で2位転落! 同組のナイジェリアは逆転W杯出場の可能性も

南アフリカの没収試合により逆転でのW杯出場の可能性があるナイジェリア代表 photo/Getty Images

続きを見る

ベナンが首位

国際サッカー連盟(FIFA)は29日、2026年ワールドカップアフリカ予選C組の首位南アフリカに制裁を課したと発表。今年3月に行われた南アフリカ代表対レソト代表の試合が没収試合となり、南アフリカの2-0勝利から0-3敗戦に変更された。

南アフリカは現地時間3月21日に行われたレソトとの試合で、累積警告のため出場停止処分を受けていたMFテボホ・モコエナを起用したとのこと。そのため、南アフリカサッカー協会( SAFA)に10,000スイスフラン(約190万円)の罰金と、南アフリカが2-0で勝利したこの試合を没収試合とし、3−0でレソトに勝ち点が与えられることとなった。これに伴い、勝ち点17、得失点差8で首位に立っていた南アフリカは、勝ち点14、得失点差+3に変更され、勝ち点14、得失点差4だったベナンが得失点差で上回り、ベナンが首位、南アフリカが2位という順位に変わった。

アフリカ予選は各組の首位にワールドカップの出場権が与えられ、各組2位の成績上位4チームがプレイオフに進出。プレイオフを勝ち抜いたチームは、3月の大陸間プレイオフへ進出するというフォーマットとなっている。今回の件は現在3位のナイジェリア代表にとって朗報だろう。ヴィクター・オシムヘンやアデモラ・ルックマンといったタレントが揃うナイジェリア代表だが、今回の予選ではここまで勝ち点11、得失点差2と大苦戦。先日9月9日に行われた南アフリカとの試合では1−1のドローに終わっていたため、2位通過も危ないとされていた。しかし今回のこの結果で勝ち点と得失点差が縮まったことでわずかながら逆転の可能性が復活。またナイジェリアと同じ勝ち点の4位ルワンダ(勝ち点11、得失点差0)にもチャンスが生まれた。
アフリカ予選は残り2節で10月に開催される。果たしてこのグループで首位突破を果たすのはどのチームか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.309 プレミア新4強時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ