ギェケレシュは“プレスの鬼”でもあった 賛否両論の中、プレミア最多のプレス回数を記録

アーセナルのギェケレシュ Photo/Getty Images

前線で足を止めないギェケレシュ

今夏アーセナルに加入したFWヴィクトル・ギェケレシュ。期待されていた「9番」だが、ここまでのパフォーマンスは賛否両論だ。第1節マンチェスター・ユナイテッド戦、第3節リヴァプール戦、第5節マンチェスター・シティ戦でシュート「0」だったことは批判の対象にもなった。

6試合で3ゴール。少なくはないが、決めた相手はどれも格下。しかしニューカッスル戦ではPKを獲得しかけたように、チームとの連携は改善の兆しも見せ始めている。

現時点では評価が難しいギェケレシュだが、あるデータでプレミア最多の数値を記録している。『OptaJoe』によると、それは高い位置でのプレスの回数だ。

今季、ギェケレシュはファイナルサードで202回のプレスを実行し、そのうちペナルティエリア内で実行したプレスは85回。これ以上にプレッシングを実行した選手はいないという。

アーセナルの守備において連動するハイプレスは重要であり、通常は主将のマルティン・ウーデゴーがリードする形で巧みに相手を追い込んでいく。ミケル・アルテタのサッカーでは、前線から走らない選手は起用されない。連動という面ではギェケレシュの動き出しが他の選手と合っていない場面もたびたび見られるが、これは試合を重ねるにつれ改善されるはずだ。

守備で足を止めないところは称賛されるべきで、走り続けている限りやがて得点のチャンスもやってくるだろう。ゴール数のような目立つ数値ではないが、前線での懸命なプレスは大きな武器となっている。



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