不安定な試合運びで敗れたリヴァプール 識者はコナテを問題視「心配の種になりつつある」

リヴァプールのイブラヒマ・コナテ photo/Getty Images

開幕からの連勝は5でストップ

27日(現地時間)、リヴァプールはプレミアリーグ第6節でクリスタル・パレスと対戦し、1-2で敗れた。

開幕から5連勝と最高のスタートを切ったリヴァプールだったが、この試合では9分にコーナーキックから先制点を奪われ、その後はクリスタルパレスに立て続けにビッグチャンスを許す苦しい展開となる。87分にフェデリコ・キエーザのゴールで追いつき意地を見せたが、試合終了間際にロングスローから痛恨の勝ち越し点を決められ敵地でリーグ戦初黒星を喫した。

敗戦の中でとりわけ目立っていたのは守備陣の安定感の欠如だろう。先制点を奪われた直後の11分にイブラヒマ・コナテのボールロストからカウンター攻撃を受けるなど、不用意なミスから再三にわたってピンチを招いてしまい、守護神のアリソン・ベッカーのファインセーブがなければあと2,3点は取られていただろう。

現役時代はマンチェスター・シティなどで活躍し、現在は解説者を務めているマイカ・リチャーズ氏もリヴァプールの守備陣、とりわけコナテに対して厳しい視線を向けている。同選手はクリスタル・パレスのジャン・フリップ・マテタとのマッチアップでは終始劣勢で、前半終了時にアルネ・スロット監督によって交代を命じられていた。

「コナテは私の中で頭痛の種になりつつある。これまで彼とフィジル・ファン・ダイクのコンビは素晴らしかったが、彼の個人的なミスはリヴァプールの守備にネガティブな影響を及ぼしていた。これまでリヴァプールの守備は安定しているように見えていたし、ファン・ダイクは守備陣をよく統率していた。しかしクリスタル・パレス戦では何もないところから非常に多くのチャンスシーンを作られていた。いい加減な守備だったし、ああいうことはリヴァプールには相応しくない」(イギリスメディア『BBC』より)

リヴァプールは30日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節ガラタサライ戦を控えている。クリスタル・パレス戦に続く連敗を避けるためには守備の修正が急務となっている。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.309 プレミア新4強時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ