もうアーセナルは言い訳できない!? 古巣の優勝願うアンリが求める姿勢とは 「タイトルを狙うなら、勝ちにこだわらなければならない。負けを避けるために戦うんじゃない」

アーセナルは今季タイトルに手が届くのか photo/Getty Images

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タイトル獲得はマストか

レジェンドであるティエリ・アンリ氏はCLリーグフェーズ第1節でアスレティック・ビルバオと対戦し、2-0の勝利を飾った後、古巣アーセナルは今シーズンタイトルを獲る必要があると強調した。英『METRO』が報じている。

今夏待望のストライカーであるヴィクトル・ギェケレシュだけではなく、エベレチ・エゼやノニ・マドゥエケ、マルティン・スビメンディなど多くの即戦力をチームに加えたアーセナル。これまで絶対的存在だったブカヨ・サカやマルティン・ウーデゴーが不在でも強さを見せている。

そんな選手層についてアンリは「現時点では、クオリティーの面でアーセナルほど層の厚さを持つチームは他にはないと言える」と語っており、続けて「この状況を見れば、チームはあらゆる大会で戦えるだけの十分な準備が整っている」と過密日程を戦い抜けるチームを作り上げたと話した。
しかし、アンリは「何かを勝ち取らなければならない。最近の成績について言えば、2位で終わったからといってトロフィーが手に入ったわけではない」とも話しており、今シーズンは言い訳のできない年になると考えているようだ。

「今年は何か成果を出さなければならない。もう言い訳はできない。今はチームが揃っており、結果を出すために必要なものは全て揃っている。ファンとして、私はいつも通りチームを応援する。だが正直に言わなきゃいけない時が来る。今年は絶対に勝たなきゃいけない。言い訳はもう通用しない」

「例えばノッティンガム・フォレスト戦で彼がやったようにローテーションができれば、そしてシーズンを通してそれを実行できれば、私はクラブに誰かがいないという話をしているのではなく、今年は何かを勝ち取らなければならないと言っているのだ。もし私があのロッカールームにいたら、タイトルを狙う。ファンとしてはクラブに何かを勝ち取ってほしいと思うが、選手としてはまずタイトルを狙う」

「タイトルを狙うなら、勝ちにこだわらなければならない。負けを避けるために戦うんじゃない。リヴァプールやマンチェスター・シティに勝ちたいなら、勝ちに行くんだ。『負けないようにしよう』なんて考えで試合に臨んではいけない。リーグを制したいなら、私の時代はマンチェスター・ユナイテッドに勝たなきゃならなかった。『引き分けに持ち込めるか試してみよう』なんて言ってる場合じゃなかったんだ」

0-1で敗れたリヴァプール戦でアーセナルは負けないように戦っていたのかを聞かれると、アンリは「(これまでにも)何度もあった」と語り、2024年にホームでアストン・ヴィラに0-2で敗れた試合もそうだったと語った。

「私が言いたいのは、リーグで優勝したければ、勝ち取らなければならないということだ」と、古巣の優勝を願うからこそ戦う姿勢について言及したアンリ。今のアーセナルの選手層だけを見てもタイトルを狙えるだけの戦力は十分揃っている。ミケル・アルテタ率いるアーセナルはタイトル獲得へ言い訳ができないチームになったとレジェンドは強調したが、今シーズンこそ悲願を達成できるだろうか。

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