バルサ会長が明かす「ニコはレアル支持」 契約延長のN・ウィリアムズが他クラブのオファーを拒んだ理由とは

アスレティック・ビルバオで活躍するニコ・ウィリアムズ photo/Getty images

2035年までの契約

アスレティック・ビルバオに所属するニコ・ウィリアムズが、クラブとの契約を2035年6月まで延長した。移籍市場で複数のビッグクラブから関心を集めていた22歳のスペイン代表ウインガーは、最終的に“心の声”に従う決断を下した。

今回の契約には、従来の契約解除金5800万ユーロから50%増額された新たな違約金条項が含まれ、年俸も大幅に増額されたとフロリアン・プレッテンベルク氏が伝えている。なお、バルセロナが今夏の最有力候補とされていたが、登録上の問題から獲得が不可能となり、獲得レースから撤退。バイエルン・ミュンヘンも打診していたが、ウィリアムズは両クラブを断ってアスレティック・ビルバオとの契約更新に踏み切った。

契約発表に際し、ウィリアムズは次のようにコメントしている。

「決断を下すとき、僕にとって最も大事なのは“心の声”を聞くことなんだ。僕はここにいたいし、ここが自分の居場所。自分の人たちと一緒にいたい。ここが僕の“家”なんだ」

さらに、記者のタルハ・アフマド氏は「ニコ・ウィリアムズのバルサ移籍失敗についてジョアン・ラポルタ会長に質問したところ、会長は『ニコはレアル・マドリードのファンなんだ』と語った」と明かしている。

この一連の動きを受け、今夏の注目株だったニコ・ウィリアムズの去就はひとまず決着を見た。ただし、新契約には9500万から1億ユーロの契約解除条項が盛り込まれているとされ、将来的な移籍の可能性も完全には消えていない。若き快足ウインガーはこのままビルバオの未来を担い続けるのか、それともこの条項が退団への布石となるのか。今後の動向に注目が集まる。

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