なぜヴィルツはバイエルン&マンCを選択肢から消したのか 決め手は内輪揉めと指揮官の去就

レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツ photo/Getty Images

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リヴァプール行きが有力

レヴァークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツをめぐって複数のビッグクラブが争奪戦を繰り広げる中、本人はリヴァプールへの移籍を決断したとドイツ紙『Sport Bild』など複数の現地メディアが報じている。

ヴィルツは、自身の獲得に最も積極的だったとされるバイエルン・ミュンヘンに対して既に断りの連絡を入れたという。辞退の理由は明かされていないが、『Sport Bild』の取材によれば、監督とフロント陣、さらにウリ・ヘーネス名誉会長ら重鎮たちが絶えず対立して内輪揉めを繰り返している同クラブの内情をヴィルツが問題視し、移籍先の候補から消したという。

また、マンチェスター・シティも退団が発表されたケヴィン・デ・ブライネの後継者としてヴィルツをリストアップし、今月上旬頃には本人や両親をマンチェスターに招いて直接入団を説得するなどアプローチを強めていた。
しかし、このヴィルツとの面会の際、同席していたシティのジョゼップ・グアルディオラ監督が自陣の去就について、「あとどのぐらいチームに残るか分からない」と発言し、現在の契約が切れる2027年6月末以前の退団を示唆したという。そのため、仮に自分が移籍してもすぐにグアルディオラ監督が辞めて全く別のチームになってしまう可能性もあることから、シティ行きもやめたと『Sport Bild』は伝えている。

リヴァプール以上の資金力を有していた両クラブだが、長期的な成長を重視するヴィルツにとってどちらも新天地として選ぶにはリスクがあると判断されたようだ。

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