ラ・リーガ1年目から“31ゴール”の大活躍も チームタイトル獲得に失敗したレアルはムバッペをどうチームに組み込むか

レアルでプレイするムバッペ photo/Getty Images

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いきなり30ゴールの大台に乗せたのは見事

今季最終節となったレアル・ソシエダ戦でも2ゴールを挙げ、今季のリーグ戦得点数を31にまで伸ばしたレアル・マドリードFWキリアン・ムバッペ。移籍1年目からリーグ得点王(ピチーチ賞)を獲得したことに加え、30ゴールの大台に乗せたのは見事と言うしかない。

ラ・リーガでプレイする選手が30ゴールに乗せたのは、2020-21シーズンのリオネル・メッシ(バルセロナ)以来だ。そこからは2021-22シーズンがレアル・マドリードFWカリム・ベンゼマ(27ゴール)、2022-23シーズンがバルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキ(23ゴール)、昨季がジローナFWアルテム・ドフビク(24ゴール)が得点王を獲得していて、30ゴールの大台には届いてこなかった。

ムバッペはそれを1年目から達成したことになり、改めてワールドクラスのアタッカーであることを証明してみせた。
ただ、チームの成績は納得のいくものではない。リーグ、国王杯、スーペルコパはバルセロナに奪われ、チャンピオンズリーグではベスト8でアーセナルに完敗した。ムバッペの得点力は見事だったが、チームバランスは少々チグハグなところがあった。

来季からはシャビ・アロンソ体制に変わるが、ムバッペやヴィニシウス・ジュニオールといった個性の強いアタッカーをどうシステムに組み込んでいくのか。ここはアロンソの手腕が試されるところになるだろう。

得点数で見ればムバッペへの批判は不当だが、やはりレアルではチームタイトルが不可欠。ムバッペにとっても悔しい1年目となったことだろう。

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