今季も2位と僅かに優勝に届かず
最終節ではサウサンプトンを2-1で撃破し、勝ち点74を稼いで2位で今季のプレミアリーグを終えたアーセナル。今季もプレミア制覇に惜しくも届かなかったが、指揮官ミケル・アルテタの下でチームの形は出来ている。
今季は怪我人の多さにも苦しむことになり、特にカイ・ハフェルツとガブリエウ・ジェズスが離脱したセンターフォワードはピース不足だった。今夏の市場ではセンターフォワードの補強が絶対であり、スポルティングCPのヴィクトル・ギェケレシュやライプツィヒFWベンヤミン・シェシュコの名前が挙がってきた。
さらに中盤にはレアル・ソシエダMFマルティン・スビメンディの獲得に近づいているとされ、センターフォワードとセントラルMFを補強できるだけでもアーセナルの戦力は大きく変わってくる。
英『TalkSport』は早くも来季のアーセナルの陣容を予想しており、ギェケレシュとスビメンディを獲得する前提で話を進めている。
最終ラインの大型補強は不要だろう。GKはダビド・ラヤ、センターバックはウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスのコンビを継続したい。右サイドバックはユリエン・ティンバー、あるいはベン・ホワイトもいる。左は今季ブレイクした18歳のマイルズ・ルイス・スケリー、より守備に強みのあるリッカルド・カラフィオーリもいる。
現在のシステムに当てはめるなら、中盤の3枚はスビメンディ、デクラン・ライス、マルティン・ウーデゴーがファーストチョイスになる。スビメンディとライスをダブルボランチとして起用し、ウーデゴーをトップ下の位置へ押し上げるパターンも悪くない。
また同メディアは新戦力候補のギェケレシュをセンターフォワードに入れているため、ハフェルツの名前がスタメンから外れている。ハフェルツも中盤でプレイできる選手のため、その場合はウーデゴーとポジションを争うことになるか。
右ウイングはブカヨ・サカが絶対的な存在で、左にはガブリエウ・マルティネッリか。同メディアは今季ブレイクした17歳のイーサン・ヌワネリを左サイドへ回すプランも紹介していて、ヌワネリの才能も何とか引き出したい。
左ウイングに噂されるレアル・マドリードFWロドリゴ・ゴエスのような実力者を加えられれば言うことなしだが、そこは資金面との調整が必要だ。
怪我人のトラブルさえなければ、アーセナルに戦力は揃っている。少なくともスビメンディとセンターフォワードの補強は何としても実現したいところだが、悲願のプレミア制覇へ今夏に的確な補強ができるか。