1部昇格のハンブルガー、ファンの行き過ぎた行動でピッチは壊滅状態

記念に芝生を持ち帰ろうとするハンブルガーのファン photo/Getty Images

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昇格の記念に芝を持ち帰ろうとするファンも

ドイツ2部で首位に立つハンブルガーSVは10日、ホームで行われた第33節ウルム戦で6-1の勝利を収めた。この結果、最終節を残して2位以内が確定し、7年ぶりとなる1部復帰を決めた。

クラブの長い歴史の中で、17-18シーズンに初の2部降格という屈辱を味わったハンブルガー。1年での1部復帰を目指したが、あと一歩のところで力が及ばずに3位と4位でシーズンを終えることを繰り返し、気づけば7年もの時が過ぎていた。

ファンにとってはヤキモキとした非常に苦しい時期だったかもしれない。その鬱憤を晴らすかのように、ウルム戦では試合終了のホイッスルと同時に何千人ものファンがピッチへなだれ込み、喜びを分かち合った。昇格や優勝などクラブが悲願を達成した際において、このような光景はたびたび見られる。しかし、今回のハンブルガー1部昇格決定の際には、ファンの行き過ぎた行動も話題となっている。

英『THESun』によると、広告看板を倒したり、ロッカールームに入ろうするファンがいたり、ピッチでは騒々しい光景が広がっていたとのことだ。また、一部では乱闘騒ぎなども起こっていたようで、44名が現場で治療を受け、25名が病院へ搬送。搬送された人のうち1名は命に関わるほどの重傷だという。

さらに、フォルクスパルクシュタディオンのピッチコンディションも悲惨。ゴミが散乱するだけでなく、昇格の記念に芝を持ち帰ろうとするファンもおり、ピッチのあちらこちらがボコボコに。同メディアは「ハンブルクのピッチは壊滅状態だ」と伝えており、破壊されたベンチの写真なども取り上げていた。喜びを爆発させたい気持ちはわかるが、最低限のマナーは守りたいところだ。



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