重岡銀次朗、IBF王座返り咲きへ仕上がり順調 「スピードや安定感が出てきた」自身の成長に手応え、ミニマム級4団体統一の目標も

約10カ月ぶりの王座返り咲きを目指す銀次朗 (写真:本人インスタグラムより)

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兄が敗れたジェルサエムの打倒も視野に

前IBF世界ミニマム級王者で同級4位の重岡銀次朗が、5月24日に行われる王者ペドロ・タドゥランへのリベンジマッチに向け、都内の所属ジムで練習を公開した。

銀次朗は、この日、シャドーボクシングとサンドバッグ打ちを2ラウンドずつ披露。コンディションについては「いつも以上に凄くいい」と語り、前戦の敗北以降は「ボクシングの動きも少し変わった実感がある。試合が凄く楽しみ」と成長の手ごたえを口にした。

その銀次朗は、昨年7月に当時挑戦者だったタドゥランに9回2分50秒TKOで敗れた。右眼窩(がんか)底骨折を負い、悔しさを味わった。それ以来、約10カ月ぶりの再戦に向けては、約200ラウンドのスパーリングをこなし、「スピードや安定感が出てきた」と成長した部分を明かした。

また兄で前WBC世界ミニマム級王者の優大も、3月に王者メルビン・ジェルサエムに敗れ、王座返り咲きに失敗した。試合後はライトフライ級への転級を示唆しており、プロモーターでもある元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏は、将来的に銀次朗を、ミニマム級4団体統一に導くことを目標に掲げた。興毅氏は「銀次朗はまだまだ凄い高いレベルにある。まずはここをしっかりクリアし、その後、優大の敵討ちをしてほしい」と、WBC王者ジェルサエムとの対戦計画を語った。

銀次朗はそれに対し「勝った後はやりたい強い選手がたくさんいる」と言いつつも、目の前の一戦に集中し、「一人一人しっかり倒さないといけない。正直な気持ち言うとKOで倒したい。隙があれば倒しにいく」とリベンジへの意気込みを見せた。

果たして見事、王座返り咲きなれば、興毅氏の語った4団体統一にも注目が集まりそうだ。銀次朗の戦いに注目だ。

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