FIAが暴言への罰則を緩和 最大罰金は半減&無線での発言は“寛容”に

今後の無線での発言に注目が集まる Photo/Getty Images

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熱戦中の本音を考慮

国際自動車連盟(FIA)は5月14日、F1ドライバーによる暴言に対する罰則規定を緩和すると発表した。これまで物議を醸してきた厳格な処分方針に対し、グリッドからの強い反発が相次いでいた。

今回の改定により、出走停止の可能性は排除され、最大罰金額も従来の1万ユーロ(約164万円)から5000ユーロ(約82万円)へと引き下げられる。新ガイドラインは、F1第7戦エミリアロマーニャGPより適用される見通しだ。

FIAは新たな指針の中で、レーススチュワードが「制御された状況」と「制御されていない状況」での発言を明確に区別するよう求めている。前者は記者会見や公式の場での発言、後者はトラック上やラリー中の無線など、競技中に感情が高ぶった際の即時的な発言を指す。
声明では「ドライバーやチームの発言が、どのような状況で発せられたものかを慎重に判断する必要がある」と説明。レース中の無線での怒声などに対しては、従来よりも寛容な姿勢を取る方針が明言された。

このルール改正により、ドライバーのストレートな気持ちをさらに聞けるようになるかもしれない。注目が集まる。

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