ブンデス走行距離No.1の佐野海舟、降格圏のクラブで二桁11ゴールの町野修斗にドイツもビックリ 今季の“ブンデス・サプライズ5人衆”に

マインツでフル稼働する佐野 photo/Getty Images

両者とも大充実のシーズンに

バイエルンのリーグ制覇が決まり、今季のドイツ・ブンデスリーガも残すところあと2試合。そろそろシーズンの総括に入る時期だ。

ブンデスリーガ公式は「今季サプライズとなった5選手」を振り返っているが、そこにはマインツMF佐野海舟、ホルシュタイン・キールFW町野修斗の名前が挙げられている。

2023年に湘南ベルマーレからホルシュタイン・キールに移籍した町野は、昨季にブンデスリーガ2部の戦いは経験している。しかし1部での戦いは今季が初であり、それは鹿島アントラーズからマインツへ移籍した佐野も同じだ。

町野はここまで11ゴールを挙げており、17位と残留争いに苦しむチームで奮闘してきた。一方の佐野はマインツの中盤で絶対的な存在となり、チームも現在7位と欧州カップ戦出場権を争っている。

同サイトは町野について「昇格組のキールにとって厳しいシーズンとなる中、町野はクラブの希望だ。すでに二桁得点に達しており、チームの苦戦ぶりを考えれば驚くべき偉業と言える。ボルシアMG戦での2ゴールに加え、重要な瞬間にゴールを決める町野の能力はキールにとって重要なものとなってきた」と絶賛。チームが2部降格となった場合でも、町野を欲しがる1部のクラブは多いはずだ。

佐野に関しては「ブンデス初のシーズンでエネルギー溢れる守備、ポジショニングが大きな称賛を集めている。彼はリーグでどの選手よりも多い距離(360.4km)を走っており、デュエル勝利数(331回)もリーグ5位だ。佐野の貢献は欧州カップ戦を目指すチームにおいて極めて重要だ。ブンデスリーガへのスムーズな適応でサポーターから愛される存在になっただけでなく、リーグの中でも傑出した新人の1人としての地位を確立している」と絶賛だ。佐野が1年目からここまでブレイクするとは予想外だったか。

他の3人はシュツットガルトで存在感を放つ198cmの大型FWニック・ウォルトメイド、怪我で出遅れたところもあったが、アウグスブルクの守護神としてシーズン途中から評価を上げてきたフィン・ダーメン、ここまで10ゴール8アシストを挙げているヴォルフスブルクFWモハメド・アムーラが挙げられている。

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