ヴァーディーがホイッスルを吹いた!? 頭部を負傷した主審を気遣う異例の行動が話題に

レスターでプレイするヴァーディー Photo/Getty Images

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意外な形で試合が一時中断

レスター・シティがサウサンプトンに2−0で勝利した一戦で、思わぬアクシデントが発生した。プレミアリーグデビュー戦だった主審デイヴィッド・ウェブが前半22分に負傷。倒れ込んだ主審の代わりに、レスターのキャプテン、ジェイミー・ヴァーディーがホイッスルを吹くという異例のシーンが展開された。

この試合は、ヴァーディーが自身のレスターでの通算199得点目となるゴールを決めた直後に異変が起きた。サウサンプトンのFWジョーダン・アイェウと交錯したウェブ主審がピッチ中央で顔を押さえながら転倒。プレイが続く中、ヴァーディーが素早く駆け寄り、倒れたウェブの手を取り、彼のホイッスルを口にあてて吹いたのである。ホイッスルが吹かれたことで試合は一時中断。すぐにメディカルスタッフがピッチに入り、ウェブを介抱した。

ストレッチャーも投入される場面だったが、ウェブは数分後に自力で立ち上がり、脳震盪のチェックのためそのままトンネルへと下がった。結局ウェブはプレイを続けることができず、第4審判のサム・バラットが交代で主審を務めた。
試合後、イングランドの実況者は「ウェブは無事とのことで、現在は経過観察中だ」とコメント。この日の勝利でレスターは今季5勝目を飾り、一方のサウサンプトンは28敗目となった。

ユーモアとリーダーシップを兼ね備えたヴァーディーの行動は、単なるゴールゲッター以上の存在感をピッチ上で示すこととなった。

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