CLでのプレイ時間はわずか“183分”のパルマー ジェラードと似た状況にあるとリヴァプールOBが指摘「このままで良いのかと問い始めるのは時間の問題」

チェルシーのパルマー Photo/Getty Images

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CLの重要性

チェルシーの若き司令塔コール・パルマーが、伝説的MFの姿と重なる。そんな意外な評価を語ったのは、元リヴァプールDFのジェイミー・キャラガー氏である。『TBR Football』が伝えている。

キャラガー氏は自身の公式X(旧Twitter)で、パルマーがかつての同僚で元キャプテンのスティーブン・ジェラードを想起させる存在だと綴った。理由は、純粋なプレイの質の高さだけではない。同選手が、ジェラードのようにチームメイトから同等のサポートが得られないことに不満を感じているようだと指摘している。

パルマーは今季もチェルシーの攻撃を牽引し、すでに22歳ながら絶大な影響力を誇る。今季32試合に出場し14ゴール8アシストを記録している。しかし、これだけの活躍にもかかわらず、彼がキャリアを通じてチャンピオンズリーグでプレイした時間がわずか183分という事実にキャラガー氏は言及。続けて「彼にとって、これはあまりにも少なすぎる。パルマーは自分がチャンピオンズリーグで『観る側』ではなく『戦う側』にいるべき選手だと理解している。チェルシーが彼のヨーロッパでの野心を叶えるつもりがないのであれば、彼自身が『このままで良いのか』と問い始めるのは時間の問題だ」と語った。
ジェラードはキャリアを通してプレミアリーグ制覇を果たすことなく引退。他のビッグクラブからのオファーがあった中でもリヴァプールに忠誠を誓い続けたが、その代償は「トロフィーの数」だった。パルマーも将来的に、同じような選択を迫られるかもしれない。

ただし、両者には大きな違いもある。キャラガー氏は「ジェラードは多くの“格安補強”の中で輝いていたが、パルマーは何千万ポンドものスターに囲まれている」と指摘。つまり、補強がさらに進めばパルマーにはトロフィーに恵まれる可能性がまだ十分に残されているのだ。

チェルシーは財力も野心もあるクラブ。現在の停滞に苛立ちながらも、パルマーがスタンフォード・ブリッジで黄金時代の中心選手となる日は、決して夢ではない。その答えはこれからの数年にかかっている。

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