問題児ライアン・ガルシア、ウェルター級王座決定戦に大差で判定負け キレなく見せ場も作れず、2回には豪快にダウンする失態も

今後の動向が注目されるガルシア photo/Getty Images 

見せ場なく敗戦

問題児として知られる元WBC世界ライト級暫定王者・ライアン・ガルシアが約1年ぶりの復帰戦に臨むも、WBA同級2位ロランド・ロメロに判定負けした。

そのガルシアは、昨年4月にWBC世界スーパーライト級王者デビン・ヘイニー戦に臨むものの前日計量で体重超過。その後ドーピング違反も発覚してニューヨーク州コミッションからは1年間の出場停止処分を受けていた。また彼はその処分期間中であるにも関わらず、RIZINで安保瑠輝也とのエキシビションマッチ参戦を表明したかと思えば、右手首のケガを理由にキャンセル。何かと周囲を騒がせ、問題児として話題を集めてきた。

このロメロ戦は、WBA世界ウエルター級王座決定戦として行われ、ガルシアにとっては汚名返上の一戦でもあった。初回はジャブを繰り出し、ロメロに中に入らせず無難な立ち上がりを見せたが、2回には飛び込んできたロメロの左フックの連打を受けて早々にダウンしてしまった。

その後は、長いリーチを生かしジャブで立て直そうとするものの、ロメロの圧力も止まることはなく、中盤は劣勢のまま挽回することなく進み、結局、最後まで見せ場を作ることができなかった。

一方、ロメロは、スピードで上回り、遠い間合いから飛び込んでのフックや強引なオーバーハンド、また鋭いボディーを当て続け、試合を通して優勢に進めた。判定ではジャッジ3人がロメロを支持。115-112、115-112、118-109と大差がついた。

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