アーセナルの命運を左右するストライカー問題 有識者はベンゼマの獲得を推奨

アル・イテハドのカリム・ベンゼマ photo/Getty Images

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即戦力の獲得が急務

15日(現地時間)、アーセナルはプレミアリーグ第21節でトッテナムと対戦し、2-1で勝利した。これで彼らと首位リヴァプールとの勝ち点差は4ポイントにまで縮まり、首位奪還のチャンスが広がりつつあるが、アーセナルに不安要素がないわけではない。

とりわけ現地メディアやサポーターから指摘されているのは、ストライカーの不在。ブカヨ・サカとガブリエウ・ジェズスがともに怪我で戦列を離れていることに加えて、最前線で起用されているカイ・ハフェルツが周囲の期待に応えるような個人成績を残していないからだ。

現役時代にスコットランド代表などで活躍したアリー・マッコイスト氏もアーセナルには純粋な点取り屋がいないと指摘している。
「アーセナルにはストライカーが必要だ。カイ・ハフェルツに対する批判は少々厳しいように感じる。と言うのも、彼は類まれなストライカーというわけではないからだ。左サイドかトップ下の位置でプレイすべき選手だろう」(ドイツ紙『Sport Bild』より)

この前線の戦力不足については指揮官のミケル・アルテタ監督も認識していて、今月の移籍市場での補強の可能性について現地メディアに問われた際には「もちろんだ」とコメント。即戦力となるストライカーの獲得に動くものと見られている。

こうした中、元イングランド代表のリオ・ファーディナンド氏はイギリスメディア『TNT Sports』の番組に出演した際、「私だったらベンゼマを獲得する」と語り、アーセナルに元レアル・マドリードのカリム・ベンゼマを今シーズン終了までの期限付き移籍で獲得することを勧めている。

ベンゼマは2023年6月まで14シーズンにわたってレアルに在籍し、公式戦648試合に出場して354ゴールを記録。UEFAチャンピオンズリーグ優勝5回など数々のタイトルをもたらした。2022-23シーズン終了後にレアルを退団し、現在はサウジアラビアのアル・イテハドに在籍している。

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