アーセナルのレジェンドが、ヴィラのスーパーサブ獲得を進言 FWとしての高い能力を絶賛し「アーセナルにぴったりの選手」と語る

CLのバイエルン戦では意表をつくロングシュートでゴールを記録 photo/Getty Images

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ゴールへの鋭い嗅覚を持つ20歳のストライカー

アーセナルのレジェンド、パトリック・ヴィエラが、アストンヴィラの20歳のセンターフォワードを気に入っているようだ。

その選手とはコロンビア代表のジョン・デュランだ。2023年3月に行われた日本代表戦では代表初ゴールを決め、今季リーグ戦では9試合で4ゴールを記録。そのほとんどの試合では、出場時間が30分未満と限られた中でもしっかりと活躍を見せつけている。

ヴィエラがこの活躍に目をつけていたことが明らかになったのは『BettingExpert』のインタビューでのこと。そしてジョン・デュランはアーセナルが獲得すべき選手だと語り、その理由をこう述べた。
「バイエルン・ミュンヘン戦での彼のパフォーマンスは素晴らしかった。彼はアーセナルにぴったりの選手だ。素早く、利他的で、空中戦に強く、技術に優れ、動きも賢い」

ただし獲得を進めつつも、アーセナルがプレミアリーグのタイトルを取るために、どのタイプのFWを必要とするかが、微妙な状況であることも指摘。

「問題は、アーセナルが得点王になるような本物のストライカーで優勝の目標を達成できるのか、それとも偽の9番で目標を達成できるのか、どちらなのかということだ。ハフェルツはシーズン開幕以来好調を維持しており、その役割を果たす可能性を秘めている。しかし、マンチェスター・シティが示したように、ハーランドのような純粋なストライカーがいると試合に勝つのが簡単になる」

確かに以前からアーセナルは、得点力の高いストライカーの不在が話題となってきた。昨季の得点力を考えれば、さらにジョン・デュランのような点取屋が加われば、たとえ強豪との直接対決で勝てなくても、他の試合で取りこぼしを可能な限り少なくし、最後に勝ち点でトップに立てるかもしれない。

ジョン・デュランは現時点でアストン・ヴィラでは控えに回っているだけに、来年1月にアーセナルが獲得できる可能性がないわけではない。ただし彼が活躍するほどに、そしてアストン・ヴィラがCLやプレミアリーグで勝ちを重ねるほどに、移籍の難易度は高まってしまうだろう。

果たして今後、ジョン・デュランを取り巻く状況はどのように変わっていくのか、その動向に注目したい。

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