実力は年間最優秀選手賞のフォーデンよりもサカが上!? ウォルコット氏がプレミアのウィングをランク付け

現役時代は快速ドリブラーだった photo/Getty Images

17歳75日でイングランド代表デビューの最年少記録を持つウォルコット

元イングランド代表のセオ・ウォルコット氏が『ESPN』のインタビューで、プレミアリーグで最も優秀なウィンガーにブカヨ・サカの名前を挙げた。

ウォルコット氏は独自にプレミアリーグのウィングポジションの選手をランク付けしており、その中にはクリスタルパレスのマイケル・オリーズやチェルシーのコールー・パルマーの名前が上位に記されているのだとか。そして実際にインタビューで「彼こそ私が待ち望んでいた選手だ。正直に言ってプレミアリーグナンバーワンだ」と述べた通り、1位をサカ、2位を今シーズン年間最優秀選手賞を獲得したフィル・フォーデンとしている。

近年、サカとフォーデンは代表でライバル関係にあり、前回のEUROや2022年W杯でレギュラーの座を掴んだのはサカだった。そしてウォルコット氏と同じようにサカを推すのはイングランド代表OBのジャーメイン・デフォー氏だ。過去数年間の両者の活躍を判断しての主張のようだ。確かにリーグ戦のゴール数だけを見ればサカの方が少し上回っている。ただそれも僅かな差であり、リーグ戦以外のカップ戦や国際大会を加えれば、フォーデンの方がゴール数は上回る。そして今シーズンのフォーデンの飛躍を見れば、サカに差をつけたとも思える。

こうした比較は単純に数値で測れないため、判断する人の趣向や観点によって変わってくるのは当然。ウォルコット氏の発言は多くの意見のうちの一つにすぎない。事実はどちらも優れているということ。そして、まもなく始まるEURO2024に向けてガレス・サウスゲイト監督がどちらを先発に選ぶか、贅沢な悩みに直面するということだろう。どちらが選ばれたとしても、質の高いサッカーが見られることには違いない。彼らの活躍に期待したい。

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