テン・ハーグに残された猶予は1カ月 一方ユナイテッドは新監督候補6人を選定中?

現バイエルンのトゥヘルも候補の一人か photo/Getty Images

今季は結果がついてこないユナイテッド

現在プレミアリーグ7位と不振にあえぐマンチェスター・ユナイテッド。FAカップでは決勝進出を果たしたものの、実質2部のコヴェントリー相手に冷や汗ものの勝利であり、いよいよエリック・テン・ハーグ監督の首が危うい状況にある。

昨季はプレミアリーグ3位。さらにリーグカップのタイトルも獲得しており、まずまずの成績だったテン・ハーグだが、現在はリーグ戦でここ4戦勝利がない。英『Telegraph』は、テン・ハーグに1カ月の猶予を与え、新テクニカルディレクターのジェイソン・ウィルコックスが彼の監査を行うと報じている。

さらに、新監督候補の選定も思ったように進んではいないようだ。『Daily Mail』によると、新共同オーナーのジム・ラトクリフ卿と彼のチームは明らかな放任候補がいないことを懸念しており、現在は6人の候補がいるようだ。
現イングランド代表監督のガレス・サウスゲイト、現在フリーのグレアム・ポッターは候補に入っているが、彼らがドレッシングルームで信頼を得られるのかについては懐疑的だという。一方、今季限りでバイエルン・ミュンヘンを離れる予定のトーマス・トゥヘルは再びプレミアリーグで指揮することに意欲を見せているとされ、現段階では可能性の高い候補かもしれない。しかし同紙は、彼の辛辣な性格が懸念材料になるかもしれないと報じている。

スポルティングCPのルベン・アモリムも候補の1人とされるが、リヴァプールやウェストハムと競合することが予想される。その他ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ、ボローニャのチアゴ・モッタの名前も挙がっているが、彼らがユナイテッドほどの規模のクラブを率いるプレッシャーに耐えられるかどうかについては疑問があるという。

少なくともFAカップのタイトルを取らなければ、来季もテン・ハーグがユナイテッドを指揮する可能性は低そうだが、新監督を招聘するにも大きなリスクを孕むことになる。果たして来季は誰がユナイテッドを率いているのだろうか。

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