シティは既にポストペップ体制の準備に入ったのか 後任最有力候補は今季躍進のスペイン人指揮官

去就に注目が集まっているグアルディオラ監督 photo/Getty Images

現行契約は2025年6月末まで

今年1月、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は定例記者会見の場で自身の去就について尋ねられた際、以下のように語った。

「8年という月日は長い。来年は9シーズン目になる。選手達の状態や我々の基準を維持できるかどうかや私自身の疲れなどについて考える必要がある」

グアルディオラ監督は、2025年6月末まで同クラブとの契約を残している。しかし、これまで契約延長については明言せず、さらに昨年6月には同監督が現行契約満了後に退団する意思を固めたとイギリス紙『The Guardian』が報じていた。
そうした中、イギリス紙『Mirror』は、もしもグアルディオラ監督に契約延長の意思がなく、契約満了となる来年夏にクラブを離れることになった場合のための準備を始めたと伝えている。

同紙によると、シティは自身同様に『シティフットボールクラブ』の傘下にあるクラブからグアルディオラ監督の後任を選ぶ方針で、最有力候補は現在スペインのジローナで指揮を執っているミチェル監督であるという。ミチェル監督は2021年7月にジローナの監督に就任。今季のジローナはここまでラ・リーガでは3位につけるなど躍進を遂げている。

2016年夏からシティで指揮を執るようになって、これまで数々のタイトルを手にしてきたグアルディオラ監督。昨季は、ついにプレミアリーグ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の全てで優勝してシーズン三冠も達成した。現代サッカーに多大な影響をもたらした稀代の名将は、果たして来年の夏までに自身の去就についてどのような決断を下すのだろうか。

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