ヘンダーソンよりメイヌーだ 初招集の18歳はイングランド代表の中盤を変えるか

18歳とは思えない落ち着きを見せるメイヌー photo/Getty Images

中盤の3列目が比較的薄い

ブラジル、ベルギーと親善試合を行うイングランド代表。ガレス・サウスゲイト監督は、マンチェスター・ユナイテッドの18歳MFコビー・メイヌーを追加招集した。

世代別代表には名を連ねていたメイヌーが、満を持してフル代表に招集された。同選手はSNSにて「初めて招集されて光栄だ」と綴っている。

今夏EURO2024でタイトルを目指すイングランド代表だが、やや中盤の選手層が薄くなっていた。今回MFとして招集されていたのはジュード・ベリンガム、デクラン・ライス、コナー・ギャラガー、ジェイムズ・マディソン、ジョーダン・ヘンダーソンの5名。もちろん個々のクオリティの高さはあるが、こうして見ると中盤のいわゆる「3列目」が薄いことがわかる。マディソンはどちらかといえば2列目のアタッカーに近い。
そして疑問視されているのはヘンダーソンの招集だ。今季はサウジアラビアへ渡ったものの馴染めず、この冬アヤックスへと移籍。しかしアヤックスでも安定したパフォーマンスを披露できているとは言い難く、ファンから酷評されていることも話題となった。ヘンダーソンではなくユナイテッドでレギュラーポジションを獲得しているメイヌーを呼ぶべきだとの声は当然上がっており、今回の起用、パフォーマンスいかんではここの序列がひっくり返る可能性がある。

近年は現ウェストハムのカルヴィン・フィリップスも調子を落としており、代表招集もなくなった。明らかに新たな血を必要としていたところで、メイヌーの初招集には大きな期待がかかっている。

ガーナ代表の資格も持つメイヌー。今回は親善試合であるため、出場したとしても今後イングランド代表に定着するかはわからない。しかし今回見せるパフォーマンス次第では、EUROを控えるイングランド代表の新たな重要メンバーとなる可能性は十分にあるだろう。

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