ユヴェントスMFポール・ポグバ、ドーピング違反で4年間の出場停止処分 

昨年11月、アブダビのF1グランプリに現れたポグバ photo/Getty Images

ユヴェントス復帰後は12試合の出場にとどまっていた

イタリアの反ドーピング裁判所は、ドーピングの疑いでユヴェントスMFポール・ポグバに4年間の出場停止処分を言い渡した。『La Repubblica』や『Sky Sport italia』などイタリアの複数のメディアが報じている。

ポグバは、2023年8月20日、今季のセリエA開幕戦ユヴェントス対ウディネーゼ戦後のドーピング検査で陽性となった。彼の体からは、テストステロンのレベルを上昇させるDHEAが検出され、10月に行われた2回目のサンプルによる検査でも陽性反応を示したという。

ポグバの弁護士の証言によれば、彼は陽性反応の原因となった物質を誤って摂取したとして、軽い刑罰を望んだ。しかし、その訴えは却下され、ドーピング違反では最も重い処分に類する判決となってしまった。
出場停止の対象期間は、暫定的に出場停止処分を受けた2023年9月11日から27年9月10日までの間。ユヴェントスとの契約は26年夏で満了となるため、今後、白と黒の縦縞のユニフォームを着た彼の姿がみられない可能性はある。

ポグバは出場停止処分を受けて以来、ユヴェントスのチームメイトと一緒にトレーニングを行っていない。彼の給与も、クラブとサッカー選手協会の間の労働協約に基づいて、月額約2,400ユーロに削減された。

2018年ワールドカップフランス大会の優勝メンバーで、決勝では大車輪の活躍を見せた実力者である彼は、現在30歳。全盛期は去ったと言えど、選手生命が長くなった今の時代であれば、十分に活躍が期待できる年齢だ。それだけに本当に勿体無い。

なお、ポグバは反ドーピング裁判所の判決に対して控訴することができる。続報を待ちたいところだ。

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