首位攻防戦でわずか1本のシュート……  “何もできなかった”バイエルンエースに独メディアは酷評 「バイエルンでの最悪の試合」

チームを救うゴールを決めれず photo/Getty Images

レヴァークーゼンに大敗

ブンデスリーガ第21節の注目カードだったレヴァークーゼン対バイエルンの一戦。

無敗で首位を走るレヴァークーゼンの跡を追うドイツ王者にとっては勝たなければならない試合だった。しかし、この試合でも圧巻のパフォーマンスを見せたのはホームのレヴァークーゼンだ。

19分にバイエルンからレヴァークーゼンにレンタル移籍中のDFヨシプ・スタニシッチに先制ゴールを奪われ、バイエルンは早くも1点を追う展開に。前半はこのまま折り返すも、後半も試合を支配するのはホームチーム。50分にDFアレハンドロ・グリマルドに追加点を奪われ、バイエルンは勝利のために3点が必要な展開となった。
しかし、後半もレヴァークーゼンのゴールを脅かすようなシーンはなく、後半ATにDFジェレミー・フリンポンに3点目を取られ、万事休す。バイエルンとしてはなんとしても勝ちたかった試合だったが、結果的に力の差を見せつけられてしまった。

そんなこの試合で独『Bild』が酷評しているのが、バイエルンのエースFWハリー・ケインだ。今季リーグ戦24ゴールを奪っているストライカーはこの試合静かだった。90分を通して、18回のタッチに留まり、わずか1本のみのシュートに終わったエースを同メディアは「ケインの惨事」と綴った。さらに続けて、「彼は実際にこのような試合のために連れてこられた。ハリー・ケイン、バイエルンでの最悪の試合」と批判した。

バイエルンは61%の支配率をこの試合記録したが、ゴール期待値は「0.27」となっており、首位レヴァークーゼンを前にチャンスを作らせてもらえなかった。ケイン自体にボールが入ることも少なかったが、勝たなければならない試合だっただけにエースへの批判は大きいか。

首位攻防戦で敗戦したバイエルンは首位レヴァークーゼンに5ポイント差を付けられた。残り13試合でバイエルンはレヴァークーゼンを追い抜き、王者を座を守ることができるだろうか。

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