今季も心配なエースの “稼働率” シーズン終盤の疲労が心配されるサカを上手く休ませられるか

今季も長い時間出場しているサカ photo/Getty Images

パレス戦のフル出場に疑問?

プレミアリーグ第21節でクリスタル・パレスを相手に5-0の大勝を飾ったアーセナル。

ここ数試合は思うようなパフォーマンスを発揮できておらず、苦戦していたが、この試合はそんな心配を吹き飛ばすかのような内容だった。後半戦の巻き返しを十分に期待させるパフォーマンスを見せた試合だったが、元アーセナルのセオ・ウォルコットは、FWブカヨ・サカのフル出場に疑問を感じているという。

ウォルコットはすでに3点のリードのある73分に英『BBC』にて「選手として、今全体を見ると、なぜブカヨ・サカがまだ交代していないのか疑問に思う」と語った。続けて、「彼のような選手は、ほとんどの試合でピッチのあちこちを蹴られているのが実情だ。レアンドロ・トロサールは交代したが、全試合出場のサカはまだそこにいる」とコメント。
ウォルコットはすでに3点のリードがあるにも関わらず、負傷離脱した1試合を除くリーグ戦全てでスタメン出場している同選手を変えなかったミケル・アルテタの判断を指摘している。

サカは今シーズン、カラバオカップやCLでは途中交代もあるが、リーグ戦では出場した20試合で15試合にフル出場しており、昨季から続く稼働率の高さはアーセナルの心配事項の1つだ。

長いシーズンを戦う上で、どうしてもシーズン終盤には疲労が出てしまうが、ここまでフル稼働が続くサカならなおさらだ。サカは相手にとって最も脅威となる選手であるため、当然削られることも多くなる。疲労した中で、ラフなファールを受けると負傷リスクも高まる。

サカのバックアッパーはアーセナルが解決しなければならない問題の1つだ。メンバーを固定することが多いアルテタだが、エースのコンディションをいい状態に保つためにもサカのプレイ時間の管理はシーズン終盤に向けて重要になってくるだろう。

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