遠藤航は「チームが最も必要としていた時期に自身の価値を証明」 リヴァプールでも“中盤の要”となる時がきた

徐々に出番を増やしている遠藤 photo/Getty Images

23日には勝負のアーセナル戦へ

今夏にファビーニョやジョーダン・ヘンダーソンら中盤の実力者数名が退団したリヴァプールでは、守備的MFの緊急補強としてシュツットガルトから日本代表MF遠藤航を引き抜いた。

当初の遠藤は国内カップ戦やヨーロッパリーグ・グループステージをメインとしたバックアッパーからのスタートだったが、その流れが少しずつ変わり始めている。

遠藤は17日に行われたプレミアリーグ第17節のマンチェスター・ユナイテッド戦、続く20日に行われたEFL杯・準々決勝のウェストハム戦に先発し、そこでのパフォーマンスが一定の評価を得ているのだ。
今月9日に行われたクリスタル・パレス戦ではビルドアップの部分を相手に狙われ、前半45分だけでベンチへ退く悔しい思いも味わった。しかし徐々にリヴァプールとプレミアリーグのスタイルに適応してきたのか、リヴァプール専門サイト『This is Anfield』は遠藤がプレミアリーグの戦いでも対応可能になってきたと実力を称える。

「遠藤はアンフィールドでスロースタートとなったが、チームが最も必要としていた時期に自身の価値を証明し始めた。これまではヨーロッパリーグで活躍を見せていたが、フラム戦終盤の同点ゴール以来、目に見えて調子を上げてきた」

「おそらくこれまでで最大の試練が土曜日に待っており、対戦相手は優勝を争うアーセナルだ。ミケル・アルテタ率いるチームは中盤で強さを見せており、昨季よりも力は増しているように見える。もし遠藤がガナーズ相手に再び重要な役割を果たすことができれば、クロップ監督の言葉通り遠藤を1600万ポンドで獲得したことを『天才的な一手』と称賛するファンがさらに増えるだろう」

現在はアンカーに入ることも多いMFアレクシス・マクアリスターが負傷離脱しており、そのぶん遠藤への負担と期待は大きくなっている。それに応えたゲームもあり、徐々に指揮官ユルゲン・クロップのスタイルに慣れてきているのは間違いない。

23日には、首位アーセナルとの首位攻防戦が控える。絶対に落とすわけにはいかないゲームだが、遠藤はここでも違いを生み出せるか。

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