テルもブレイクでバイエルンの“ウイング4番手”に? 出遅れるニャブリに不安の声も「今季唯一のゴールは8週間以上前」

バイエルンでベンチスタートも目立つニャブリ photo/Getty Images

ウイングは激戦区に

今季のバイエルンでは新戦力のハリー・ケインが爆発していることに加え、18歳と若いフランス人FWマティス・テルがスーパーサブとして大ブレイクしている。その影響もあり、前線の序列に変化が見られる。

独『Sport1』が心配しているのは、怪我による離脱期間もあったドイツ代表FWセルジュ・ニャブリだ。

ニャブリは10月から1か月ほど怪我で離脱していたが、復帰してからもスタメンから外れる機会が増えている。今季はチャンピオンズリーグ・グループステージ初戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で1点決めたのみで、リーグ戦でもまだ無得点だ。
CLの戦いは先週もあったが、グループステージ第5節のコペンハーゲン戦では若いテルが左のウイングに入っており、右にはキングスレイ・コマンがいる。ニャブリはここでもベンチスタートとなっており、スタメン奪取へ指揮官トーマス・トゥヘルへのアピールが必要だ。

同メディアにてケリー・ハウ記者は、ニャブリがレロイ・サネらに次ぐウイング4番手に落ちる可能性があると見ており、来夏のEURO2024へアピールできるか注目している。

「ニャブリが今季唯一のゴールを決めたのは8週間以上前のことで、序列ではサネ、コマン、マティス・テルの下に位置するウイング4番手に転落する可能性がある。クラブの信頼に応えるためにも今後数か月であらゆることをしなければならない。自身も困難な状況を認識しており、来夏のEUROへ向けて結果を出したいとの考えだ」

ドイツ代表も指揮官がユリアン・ナーゲルスマンに交代しており、まだ新体制でも十分にアピールできているわけではない。バイエルンでのサネ、コマン、テルとの争いは指揮官にとって嬉しい悩みだが、ニャブリは後半戦からペースを上げられるだろうか。

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