「遠藤航はリヴァプールのヒーロー」「これは遠藤にとってのスタートに」地元リヴァプールでも劇的同点弾の遠藤に絶賛やまず

貴重な同点弾を挙げた遠藤 photo/Getty Images

流れを完全に変えてしまった

リヴァプールはプレミアリーグ第14節でフラムと対戦。4-3と逆転勝利した。

前半から素晴らしいゴールが飛び出していたものの、リードをキープできず嫌な雰囲気が漂っていたリヴァプール。80分にはボビー・デコードバ・リードのヘディングを被弾し万事休すかと思われた。しかし、チームを救ったのは遠藤航だった。

遠藤は83分にライアン・グラフェンベルフに代わってピッチに立つと、87分にモハメド・サラーのパスをペナルティエリア正面で受けて右足を一閃。ボールはゴール右隅に突き刺さった。
地元紙『Liverpool Echo』は「遠藤航は誰も予想しなかったリヴァプールのヒーローだ」と絶賛を惜しまない。

「実際、残り6分でライアン・グラフェンベルフに代わって遠藤航が投入されたとき、交代に頭を悩ませる人も少なくなかった。レッズが2度のリードを捨てて3-2と劣勢に立たされたなかで守備的MFが投入されたことは、そのときは一般的に評価されたとは思えなかった」

「ブンデスリーガでの高い評価にもかかわらず、日本代表はプレミアリーグの荒波にまだ完全には適応しておらず、プレイ時間はカップ戦とヨーロッパリーグの定期的な出場に限られていて、6番にはアレクシス・マックアリスターが好んで起用されている。しかし遠藤はここではまさに、レッズを自ら招いた穴から引きずり出すために何が必要かを理解した、使命を帯びた男だった。攻撃面での貢献に加えて、アンフィールドのホームで2021年3月以来の敗戦を喫するおそれがあったなか、彼はタックルに飛び込み、ボールをうまく使いこなし、その過程で必要なテンポをチームに与えた」

遠藤の一撃で、本拠地アンフィールドのサポーターは息を吹き返したように元気になり、チームは勢いを取り戻した。これが直後のトレント・アレクサンダー・アーノルドの決勝点につながったことは明白だった。

同紙は、今後の多忙なスケジュールや負傷者の増加も考慮すると、これが遠藤にとってのスタートになるかもしれないと綴っている。いよいよ本領発揮なるか、期待したい。


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