37歳でもスピード落ちないスペインの“スーパーサブ” W杯&EURO制覇知るナバスの躍動

スペイン代表で戦い続けるナバス photo/Getty Images

スコットランド戦で貴重なアシスト

2010年のワールドカップ・南アフリカ大会制覇から13年。今もスペイン代表の右サイドで走り続けるベテランがいる。

先日行われたEURO2024予選・スコットランド戦にて、途中出場からFWアルバロ・モラタのゴールをアシストしたDFヘスス・ナバス(37)だ。

セビージャでプレイするナバスも37歳と大ベテランになったが、自慢のスピードに大きな衰えは見られない。年齢を重ねてからポジションをサイドバックへ移すことにはなったが、縦への推進力は今のスペイン代表でも大きな武器だ。
先日のスコットランド戦では、67分にDFダニエル・カルバハルとの交代でピッチに入っている。その7分後に高速クロスからモラタのゴールをアシストしており、これが決勝点となってスペインは2-0で勝利を収めている。グループA首位のスコットランド相手に貴重な勝利だ。

『ESPN』は「37歳と325日でスペイン代表としてアシストを記録した最年長選手となった。プロデビューから約20年、今もナバスは走り続ける」と驚異のベテランを絶賛しており、ナバスは2010年のワールドカップとEURO2012制覇を知る貴重な選手だ。

当時もナバスはスーパーサブ的役割を果たしていたが、今回のスコットランド戦もそれは同じだった。ナバスのアシストからゴールを決めたモラタは、ナバスについて「彼は37歳だけど、18歳のようにトレーニングし、プレイしている。僕たちは将来のスペインのために彼のクローンを作らなければならないだろう」と大先輩を絶賛している。

再びのEURO制覇へ。ナバスはこれからも走り続ける。

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