批判も浴びたパリでの2年間 24歳の守護神ドンナルンマが抱く野望「CLとW杯を制したい」

PSGのゴールを守るドンナルンマ photo/Getty Images

追いかける2つの巨大な夢

2021年夏にパリ・サンジェルマン移籍を決断してから2年。イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマにとって、この2年はやや苦しいものだったかもしれない。

ミランを離れた決断にも賛否両論あり、パリへ移籍してからもチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で致命的なミスをしてしまうなど、この2年で評価が上がったとは言い難いところもある。チャンピオンズリーグでは2大会連続でベスト16敗退となっており、チームの結果も悔しいものだ。

またイタリア代表でも2021年にEURO2020は制したが、ワールドカップ・カタール大会出場権は逃してしまった。
伊『Calciomercato』によると、ドンナルンマも批判を浴びるなど苦しいこともあったと振り返っている。それでもパリでの生活に慣れたようで、今はCL制覇とワールドカップ制覇の夢に向けて努力を続けていると語る。

「選手としていくつかのミスは起こるものだよ。僕たちはロボットではないからね。重要なのは、常にチームのためにハードワークし、前へ進むことだ。パリは美しい街だけど、最初は少し大変だったね。ずっとミランで育ったし、チームを離れるのも大変なことだった。今はずっと良い状況になったよ。リラックスしているし、言語を学んで、友達もいる。順調だ」

「クラブでも代表でも、できるだけ多くの勝利を収めたいと思っている。夢はチャンピオンズリーグとワールドカップで優勝すること。いつか実現したいと思っているし、全力を尽くすよ」

すっかりワールドクラスのGKとなったが、ドンナルンマはまだ24歳だ。GKとしてはかなり若く、15年近くキャリアを続けることも可能だろう。CL&ワールドカップ制覇は巨大な夢だが、実現するときはくるか。

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