強かったリヴァプール戻ってきた? 守備には課題残すも「窮地に陥ったときに挽回できるだけの火力を持っている」

攻撃力はプレミアトップクラスのリヴァプール photo/Getty Images

ビハインドを跳ね返す攻撃力は脅威

相手に先制点を許すなど不安定な試合運びも目立つのだが、ここまでリヴァプールはリーグ戦6試合で5勝1分と負けがない。

相手にリードを許すのはスマートな戦い方とは言えないが、今のリヴァプールは攻撃力でそれを跳ね返してしまうだけの力がある。その爆発力は、強かった頃のクロップ・リヴァプールを取り戻したかのようだ。

英『BBC』によると、ニューカッスルなどで活躍した元アイルランド代表GKシェイ・ギブンも強いリヴァプールが戻ってきたと爆発力を称える。
「今の彼らを見ていると、ベストなリヴァプールが常にどんな戦いをしてきたのかを思い出させる。今私たちが見ているのは、クロップがチャンピオンズリーグやプレミアリーグで優勝したときに見た『ヘヴィメタル・サッカー』だ。リヴァプールは再びピッチ全体でプレスをかけており、選手たちも若くてフィットしている」

「もちろん、まだ完璧とは言い難い。プレミアリーグでまだ無敗だが、守備面ではまだいくつかの疑問符があり、ここは強化する必要がある。失点は多いが、それでも今の彼らは窮地に陥ったときに挽回できるだけの火力を持っている。上手くいっていない時でも、常に得点できるんだ」

前線に構えるモハメド・サラー、ルイス・ディアス、コーディ・ガクポ、ディオゴ・ジョタ、2年目に爆発の予感漂うダルウィン・ヌニェスは質・量ともに申し分なく、前線の層は王者マンチェスター・シティにも負けていない。

アレクシス・マクアリスター、ドミニク・ショボスライ、ライアン・グラフェンベルフ、遠藤航ら新戦力を迎えた中盤も時間をかけるごとに良くなるはずで、ここはまだまだ伸び代がある。

フィルジル・ファン・ダイクを中心とした守備には多少の不安があるものの、王者マンCに挑むだけの力はあるはずだ。マンC最大のライバルとも言うことができ、今季のリヴァプールは昨季のチームとは別物だ。

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