シャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナは、チャンピオンズリーグ(CL)初戦でアントワープに挑んだ。
新加入のFWジョアン・・フェリクスの2ゴールなどもあり、5-0で大勝したバルセロナ。最後にCL制覇を果たした2014-15シーズン以来、9年ぶりの欧州王者に向けて最高のスタートを切った。
昨シーズンはリーグ戦を制し、優勝を飾ったバルセロナだが、CLでは2シーズン連続でグループステージで敗退している。3シーズン連続での敗退は避けなければならない。
そんなバルセロナだが、シーズン開始から好調をキープしている。リーグ戦はここまで5試合を終えて、4勝1分と負けなしだ。また13得点4失点という攻撃力も今シーズンのバルセロナの特徴の1つだ。CLの試合を合わせると6試合で18ゴールと攻撃陣が大爆発している。
指揮官のシャビは、2021年11月にバルセロナの監督に就任して以降、今が最高のチームだとスペイン『SPORT』にて語っている。
「これは私が監督になって以来、最高レベルのチームだ」
「結果にはとても満足しているが、特に試合内容、ゲームの理解の仕方には満足している。チームを向上させる選手たちがやってきたが、私たちがどのようにゲームを解釈し、どのように押し上げていくかを見るのは素晴らしいことだ。そのようなチームを見ることができることを誇りに思う」
また、新加入のMFイルカイ・ギュンドアン、DFジョアン・カンセロ、FWジョアン・フェリックスの存在も大きいと指揮官は考えているようだ。
「ギュンドアンとカンセロには何も言う必要はない。彼らは我々と同じようなプレイをする監督(ペップ・グアルディオラ)がいたのだから。すべてが楽になったよ」
「ギュンドアンのプレイを見るのは素晴らしいことだ。カンセロもチームを向上させている…そしてフェリックスも。最も重要なことは彼らが楽しんでいることだ」
新加入の選手たちが、チームに新たな風を吹き込み、チームを向上させていると語るシャビ監督。
少ない資金の中でも、着実にレベルアップにつながる補強をしたバルセロナは、リーグ連覇だけではなく、CL制覇に向けて挑むシーズンとなる。