ペップも認めるマンCに欠かせない選手に成長したアルバレス デ・ブライネ不在の中、2列目で輝きを放つ

マンCで欠かせない選手になっているアルバレス photo/Getty Images

続きを見る

昨年の夏にマンCに加入

昨年の夏にリーベル・プレートからマンチェスター・シティに加入したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス。同時期にドルトムントからマンCに加入したFWアーリング・ハーランドの存在もあり、どうしても注目はハーランドに集まった。

しかし、アルバレスは限られた出場時間の中でもしっかりと結果を残し、昨シーズンの3冠に大きく貢献した。昨シーズンは公式戦通算49試合に出場し、17ゴール5アシストを記録。ペップ・シティでは1年目に苦労する選手も多い中、アルバレスは躍動した。

昨シーズンは、絶対的なレギュラーではなかったアルバレスだが、今シーズンはここまでリーグ戦5試合全てにスタメンフル出場をしている。FWリヤド・マフレズや、MFイルカイ・ギュンドアンが退団し、MFケビン・デ・ブライネが開幕戦で負傷離脱をしたこともあり、アルバレスは2列目でプレイすることが多い。
2節のニューカッスル戦で見せたようなパンチ力のあるミドルシュートや献身的なプレスはもちろん健在だが、ライン間でボールを受け、チャンスを演出するプレイも多い。5試合を終えて、2ゴール3アシストとゴールだけではなくアシストも多いのが特徴的だ。

指揮官のペップ・グアルディオラも今のチームにアルバレスの存在は欠かせないと、英『Manchester Evening News』にて語っている。

「彼はポケット内での動き方を学んでおり、ゴールとアシスト、そして献身的なプレイで脅威となる選手だ。昨年クラブが彼を連れてきたことを我々はうれしく思っている」

「グンド(ギュンドアン)が退団し、不運にもケビン(デ・ブライネ)の負傷により、彼にはチャンスがあり、それを活かしている。今や彼はほぼ外せない存在だ」

ギュンドアンの退団や、デ・ブライネの負傷という思わぬ形でチャンスが舞い込んできたアルバレス。ただ同選手はこのチャンスを確実にものにし、自らの存在価値を示している。

第5節のウェストハム戦でのMFベルナルド・シウバへの浮き球のアシストは、アルバレスの新たな一面を見せたプレイであり、デ・ブライネの代役として期待を寄せるプレイであった。

加入2年目ながらも、指揮官も絶大な信頼をおくアルバレスは今シーズンどのような選手に成長するのか楽しみな1人である。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.301 好調クラブ戦術解剖

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ