チェルシーの成功には時間がかかる? 若手選手を多く獲得する補強のやり方にクラブOBのケイヒルがアドバイス

チェルシーでかつてプレイしていたケイヒル氏 photo/Getty Images

今夏も多くの選手を獲得したチェルシー

今夏、MFモイセス・カイセドやMFロメオ・ラヴィア、FWニコラス・ジャクソンといった多くの新戦力を獲得したチェルシー。

昨年に、トッド・ベーリー氏が新オーナーに変わり、すでに10億ポンド以上の移籍金を使い、新戦力を獲得している。

しかし、昨シーズンは12位という結果に終わってしまった。マウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎え、チーム作りを1から行っている今シーズンはここまで、4試合を終えて、1勝2敗1分となっており、まだ少し苦戦気味だ。
そんなチェルシーだが、クラブのOBであるギャリー・ケイヒル氏は、若い選手中心の補強のやり方には同意しておらず、アドバイスを送っている。ケイヒルは、2012年から2019年までチェルシーに在籍し、リーグ優勝やチャンピオンズリーグ(CL)制覇など多くのタイトル獲得に貢献してきた。同氏は、あらゆる選手を獲得するより、一度に1人か2人の選手を補強した方がいいと考えているようだ。

「移行期にあり、チームが進化し、変化しているとき、そして私たちがここで成功したとき、チームの核となる選手がいた。そこに1人か2人の選手を加えたので、その選手たちは、システムやクラブに適応するのがより簡単だった」

「変化がたくさんあると、時間がかかる。能力はあるが、何よりもまずこのリーグを学び、経験を積むには時間がかかるんだ。良いことも悪いことも経験するが、サッカーはバラ色ばかりではない」

「彼らは数試合、難しい状況でも結果を残している。それは彼らにいくつかの経験を与えるだろう。それとは対照的に、監督は明らかにこのリーグで豊富な経験を持っているので、このリーグを導くには素晴らしい人物だと思う」(英『Daily Mail』より)

若手中心のチェルシーが成功を収めるには時間が必要だとケイヒルは語っている。また同氏は才能を持つ若い選手が多くいるため、忍耐を持って若い選手たちが成長するのを待つことが大事であると伝えている。

チェルシーは平均年齢が約23歳(マンCは約25歳、マンUは約26歳、アーセナルは約24歳) と他のクラブに比べると若い。経験が豊富な選手は少ないが、将来有望な選手が多くいるチェルシー。
新星チェルシーが今シーズン、旋風を巻き起こすことができるのか注目だ。

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