再び“スペインの魔術師”が輝くとき 9ヶ月試合を待ち続けたイスコはベティス攻撃陣のキングとなる

ベティスの一員としてシーズンを始めたイスコ photo/Getty Images

初陣でビジャレアルを撃破

もう一度スペイン屈指のテクニシャンだと証明できるだろうか。昨季悩める時間を過ごしたMFイスコが新天地レアル・ベティスで新たなスタートを切った。

ベティスは今季開幕節でビジャレアルと対戦し、イスコは攻撃的MFとして先発出場。チームも2-1で勝利を収めており、幸先の良いスタートだ。

イスコのパフォーマンスも確かな評価を得ており、やはりテクニックのレベルは高い。チームを指揮するマヌエル・ペジェグリーニはマラガ時代にもイスコを指導しているため、その特長は頭に入っているはず。イスコを上手く活かせるのではないか。
スペイン『as』によると、イスコもビジャレアル戦の内容に満足しているようで、充実ぶりを語っている。

「悪い時期もあったけど、前に進めて良かった。この数ヶ月は家族が僕を支えてくれた。コンディションは安定していたし、予想よりも調子は良かった。この試合のMVP? それは重要なことではなく、僕が望むのはチームへの貢献だよ」

イスコがリーグ戦をこなすのは、昨年11月以来のことだった。もう半年以上前のことであり、それだけに特別な思いがあったはずだ。

ベティスはビッグクラブとは言えないが、それでも昨季6位に入るなどペジェグリーニの下で結果を出しているチームだ。王様・イスコを中心に魅惑の攻撃サッカーが展開される期待感もあり、イスコがどこまでパフォーマンスレベルを上げていくのか楽しみだ。

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