またATが長くない……!? コミュニティ・シールドでとられた13分の“カタールW杯方式”ATにペップ苦言「朝の8時まで試合が終わらない」

シティのグアルディオラ監督 photo/Getty Images

キッチリ時計が止められる

マンチェスター・シティはコミュニティ・シールドでアーセナルと対戦。コール・パルマーのゴールで先制したものの、アディショナルタイム101分にアーセナルのレアンドロ・トロサールが蹴り込んだボールがディフレクトしてゴールへ。土壇場で追いつかれ、PK戦の末に敗れた。

この試合、表示されたアディショナルタイムは8分だった。カイル・ウォーカーとトーマス・パルティの頭部が衝突したことによって治療が必要となり、さらにATは追加。最終的には13分のATが取られた。

プレミアリーグを含むEFL(イングリッシュ・フットボールリーグ)では、今季からアディショナルタイムの取り方を変える予定であるという。時間稼ぎなどを取り締まるため、試合が止まるごとに時計も止める「カタールW杯方式」がとられ、それがコミュニティ・シールドでも適用されていた。
AT101分に同点弾を浴びたシティのペップ・グアルディオラ監督は、この方式に苦言を呈している。

「私たちはそれを受け入れて、やらなければならない。これからサッカーの試合は100分間になる。それは確かなことだ。ゴールを決めるたびに(試合時間が)伸びていく。4-3で、7ゴールが生まれれば45秒かかる。明日の朝8時、私たちはまだプレイしているだろう。私に意見は聞かないでくれ」

さっそく新AT方式の影響を受けてしまったシティ。試合時間が伸びることで、選手の疲労や負傷に影響することも考えられる。現に今試合でも、長いATのあいだにウォーカーとトーマスの頭部衝突が起きた。フェアであることを、どこまで追求するべきなのか。新AT方式が悪い方向に働かなければよいのだが。

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