冨安は“左サイドバック”の選手に? ティンバー加入なら避けられぬ超熾烈なレギュラー争い

昨季は右サイドバックに入ることが多かった冨安 photo/Getty Images

レギュラーを掴めるか

来季のプレミア制覇へ燃えるアーセナルは、市場で積極的な動きを見せている。最終ラインの新戦力では、アヤックスDFユリエン・ティンバー獲得に近づいているとされており、センターバックと右サイドバックをこなすティンバーを獲得できれば大きなプラスだ。

ただ、日本代表DF冨安健洋にとっては強力なライバルとなる。アーセナルでの冨安は主に右サイドバックを任されてきたが、そこにはすでにベン・ホワイトがいる。昨季は冨安が怪我がちだったこともあるが、右サイドバックの定位置を掴んでいたのはホワイトの方だ。そこにティンバーが加われば、レギュラー争いは激しさを増す。

センターバックではウィリアム・サリバと2027年までの新契約を締結しており、昨季もガブリエウ・マガリャンイスとのコンビは盤石だった。このコンビを替える必要性は感じられない。
では、冨安はどこで出番を得るのか。英『Football London』は、ティンバー獲得ならば左サイドへ回ることになるのではと見ている。

左サイドバックには攻撃の組み立てで大きな役割を果たすオレクサンドル・ジンチェンコがおり、2番手はキーラン・ティアニーだ。

しかし、同メディアはティアニーより冨安の方が左サイドバックとして信頼できるとの評価だ。守備に難もあるジンチェンコのバックアッパーとしては冨安の方が信頼しやすいか。

冨安は怪我だけが不安材料で、コンディションが整っているときは最終ラインの全ポジションをこなせる超万能DFだ。来季いきなりスタメン入りするのは難しいかもしれないが、守備固め要員からアピールしていけば序列は変わるはず。アーセナルの最終ラインはなかなか強固なラインナップとなりそうだが、冨安は出番を増やしていけるだろうか。

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