なぜレンタルで獲得した? スパーズで“198分間”出番なかったオランダ人FWの半年間

今冬トッテナムに加わったダンジュマ photo/Getty Images

新たな得点源の1つになるかと期待されたが……

いかなる狙いを持ってレンタルで獲得したのか。なかなか出番をもらえぬ苦しい後半戦を過ごしたのは、今冬にビジャレアルからトッテナムにレンタル移籍していたFWアルノー・ダンジュマだ。

トッテナムはリシャルリソン、ソン・フンミンの数字がなかなか上がらず、新たなる攻撃のピースとしてダンジュマをレンタルで迎え入れた。

しかし、ダンジュマに与えられたプレイタイムは僅か198分だ。プレミアリーグで162分、FA杯で27分、チャンピオンズリーグで9分の内訳となっており、さすがに短すぎる。
ただ、そんな短い時間の中でもダンジュマは2ゴールを記録。特にプレミアリーグのボーンマス戦で奪ったゴールには特別な感覚があったはずだ。

ダンジュマは2019-20シーズンにボーンマスの一員としてプレミアリーグを14試合経験しているが、その際は無得点だった。今季奪った得点がプレミア初ゴールとなり、古巣相手に成長した姿を見せることはできた。

英『Football London』によると、短いプレイタイムながらダンジュマは充実した時間だったと前向きに今季を振り返っている。

「ここでの半年を振り返ると、学んだことはたくさんある。半年前に比べて、今の僕はまったく新しいダンジュマだよ。これからのダンジュマが楽しみだね」

もう少し起用しても良かったように思えるが、ダンジュマは今季の198分間をどう来季へ繋げていくのか。来年にはEURO2024が控えており、オランダ代表でも6キャップ記録しているダンジュマはメンバー入りへアピールしていかなければならない。

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