今季のリーガ・エスパニョーラではバルセロナGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが26回のクリーンシートを記録しており、このクリーンシート数は今季欧州5大リーグでNo.1の数字だ。
では、テア・シュテーゲンに次ぐ第2位は誰なのか。それは今季ラツィオのゴールを守ったイヴァン・プロヴェデル(29)だ。
クリーンシートはGKだけの功績ではないが、プロヴェデルは今季リーグ戦で21回のクリーンシートを記録。チームも2位でフィニッシュしており、今季は大成功のシーズンだ。
プロヴェデルはセリエCのACピサよりプロキャリアを始め、その後もセリエBのペルージャやモデナなどでプレイしてきた苦労人だ。エンポリ時代の2018-19シーズンにはセリエAの戦いを経験しているものの、チームはすぐに2部へ降格。プロヴェデルが本格的にセリエAでの戦いを始めたのは、スペツィアに移籍した2020年からだ。
そこでの活躍から昨夏にラツィオへ移籍することになり、今季はリーグ戦全38試合に出場している。まだA代表デビューは果たしていないが、イタリア代表メンバーには昨年に2度招集を受けている。パリ・サンジェルマンのジャンルイジ・ドンナルンマ、ナポリのアレックス・メレトもいるが、セリエAで21回もクリーンシートを決めるプロヴェデルも見逃せない。
本格ブレイクまで少々時間はかかったが、プロヴェデルは29歳にして充実の時を迎えている。