ポチェッティーノ新監督の構想にあらず? J・フェリックスはチェルシーを去る見通し

ひとまずアトレティコに戻ることになりそうなJ・フェリックス photo/Getty Images

去就が注目される

2度の指揮官交代や大型補強も実らず、今季のプレミアリーグを12位で終えたチェルシー。すでにマウリシオ・ポチェッティーノ監督の就任が決まっており、来季は新体制での巻き返しが期待される。

今季特に問題となったのは、大型補強によるスカッドの肥大化だ。夏の移籍市場では必要な選手とそうでない選手を見極め、人員を整理する必要がある。

ポチェッティーノ監督もその問題を認識しているようで、早くも来季チェルシーで姿を見られない選手が決まりかけている。英『Football London』によると、アトレティコ・マドリードからローン移籍しているFWジョアン・フェリックスは来季残留しないとみられている。
1月の移籍市場でチェルシーへとやって来たJ・フェリックス。デビュー戦で一発退場するという波乱の幕開けを飾りながらも、公式戦20試合に出場。攻撃面で違いをもたらし、得点不足に悩むチームの中で4ゴールをあげた。

そもそも今季いっぱいまでのローン移籍ではあったが、その期間を延長したり、アトレティコから買い取る意思がチェルシーにはない模様。同メディアによると、アトレティコのエンリケ・セレソ会長がこのようなコメントを残している。

「ポチェ(ポチェッティーノ)はジョアン・フェリックスをチェルシーで重要視していないと聞いている。彼はここ(アトレティコ)に戻ってくるだろうし、我々は様子を見る。まだ何も計画していない」

この背景には、インテルにローン移籍中のFWロメル・ルカクにチェルシー復帰の可能性があることや、RBライプツィヒのFWクリストファー・エンクンクのチェルシー加入が間近に迫っていることなどもあるという。また、アトレティコはJ・フェリックスと新契約を締結したばかりであり、J・フェリックスはチャンピオンズリーグ出場を望んでいるようだ。

プレミアリーグでも才能の片鱗を見せつけるなど、チェルシーへ移籍したことは決して無駄ではなかったはずのJ・フェリックス。来季は一体どこでプレイしているのか。

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