約165億円用意でアーセナルに対抗? バイエルンがライス争奪戦の最前線へ

バイエルン行きが浮上してきたライス photo/Getty Images

今夏の注目株だ

プレミアリーグは14位フィニッシュと奮わなかったものの、ヨーロッパカンファレンスリーグでは決勝まで勝ち進んでいるウェストハム・ユナイテッド。来月8日にフィオレンティーナとの決戦が控えており、1980年以来のメジャータイトル獲得を目指す。

しかし、その裏ではチームキャプテンのイングランド代表MFデクラン・ライスに関するさまざまな報道が流れている。ライスとウェストハムの契約は2024年6月まで。1年の契約延長オプションも付随しているが、今夏中の移籍が現実味を帯びてきている。

ライスに対しては、アーセナルを始め、チェルシーやリヴァプール、マンチェスター・ユナイテッドなどが関心を示していると言われている。ところが、ここへ来てブンデスリーガ11連覇を成し遂げたバイエルン・ミュンヘンが有力な移籍先候補に躍り出てきたようだ。
独『Sky Sport』のフロリアン・プレッテンバーグ記者は、Twitterを通じて、数日前にライスとバイエルン指揮官のトーマス・トゥヘル監督が電話で会談したと伝えている。両者の間では良い話し合いが行われたようで、ライスはバイエルン行きを前向きに検討しているようだ。

また、英『The Mirror』は、バイエルンがライス獲得のために9500万ポンド(約165億円)を用意すると報じている。最有力候補とみられていたアーセナルとのライス争奪戦を制したいと考えているようだ。

まずはライス擁するウェストハムがECLを制覇できるかどうかが注目となるが、その後は本格的にライスの去就に関する話が進んでいくことになりそうだ。

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