コスパ最強! シティへの移籍金は2000万ユーロ以下のアカンジとアルバレスの活躍

マンチェスター・シティで活躍するマヌエル・アカンジphoto/Getty Images

お金じゃ見えない選手の価値

プレミアリーグ、FAカップ、そしてチャンピオンズリーグ。イングランド国内だけに留まらず、ヨーロッパ全体でその強さに勢いが増しているマンチェスター・シティ。18日のチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグ、レアル・マドリードとの対戦では4−0という衝撃的な結果で、決勝進出を決めた。

シティではFWアーリング・ハーランド、MFケビン・デ・ブライネに話題が集中するところもあるが、米『ESPN』が2ndレグでスポットを当てたのは左SBで先発出場したマヌエル・アカンジと、途中出場から得点を記録したFWフリアン・アルバレスの2人だ。

このゲームではアカンジもチーム3点目を記録しており、守備を含めたアカンジの活躍が無ければ、シティは難しい状況になった可能性もある。アルバレスも監督から与えられた限られたわずかな出場時間で結果を残す事に成功した。
今のシティにとって絶対に手放したくない存在に成長した両選手。『ESPN』は、この2人の移籍金が両者とも2000万ユーロ(約29億円)以下だったという点に改めて注目している。実力はもちろん、コスト面でも理想的な補強だったと言えよう。

アカンジはCBと両SBをこなす柔軟性があり、高い守備能力はグアルディオラのやりたいサッカーに完全にフィットしている。

アルバレスは、アーリング・ハーランドとポジションが被っていることもあり、出場時間は少ない。しかし、今季8ゴール1アシストと、試合に出れば活躍してくれる選手として、グアルディオラの信頼も厚くなっただろう。

移籍金は選手の評価基準の重要な要素であるのは間違いない。しかし、アカンジやアルバレスのように、お金の評価以上に活躍する選手もいる。もちろんグアルディオラの育成が素晴らしかった面も大きいだろう。それでも、この2人の選手は世界最高峰のクラブで、選手の全ての価値がお金で決まるわけではない事を体現しているようだ。

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