シティ、バイエルン、PSGに次ぐ“リーグ戦83ゴール” アーセナルの攻撃力はワールドクラスとなったのか

アルテタの下でアーセナルの攻撃は進化している photo/Getty Images

G・ジェズスを欠いた時期がありながら得点力は落ちず

今季序盤から快調に飛ばしていたアーセナルだったが、終盤に躓いた。一時は2位マンチェスター・シティと8ポイントの差がつくなど、今季はアーセナル優勝で決まりと思った人もいただろう。

しかし、そこからマンCが急激に追い上げてきた。4月にはアーセナルが躓いてしまい、4月26日に行われたマンCとの直接対決も1-4で完敗。王者との差を見せつけられてしまった。まだマンCの優勝と決まったわけではないが、それでもアーセナルが逆転する可能性は低い。

では、来季へ向けてアーセナルには何が必要なのか。マンCとの差を分けたのは、選手層だろう。
一部では攻撃陣の補強を望む声もあるようだが、英『Football London』は攻撃面に問題はないとフォローする。

ここまでアーセナルはリーグ戦36試合を消化して83のゴールを奪っており、現時点でアーセナルより多くのゴールを奪っているチームはマンC(92ゴール)、ドイツのバイエルン(89ゴール)、フランスのパリ・サンジェルマン(84ゴール)の3チームのみ。リーグによって試合数に差はあるものの、アーセナルの火力に問題はないとの評価だ。

それも今季は攻撃の軸であるガブリエウ・ジェズスがシーズン途中に離脱するアクシデントがあり、それでも現時点でアーセナルの得点数は80を超えている。同メディアは指揮官ミケル・アルテタがシーズンに90〜100ゴールほど求めていると目標数字を紹介しており、それに近い数字は残せている。

それ以上に痛手となったのはDFウィリアム・サリバ&冨安健洋の離脱で、最終ラインはこの2人が抜けた途端に脆くなった。ボランチの層も薄く、来季CLを戦ううえで心許ない。

守備のさらなる安定感向上がリーグ制覇への課題となりそうだが、今夏にアーセナルはどう動くのか。アルテタの下でベースは出来ており、来季へどこまでレベルアップできるか市場での動きが楽しみだ。

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