冬のオーバーウェイトが原因!? PSGが最古参ヴェッラッティを今夏に放出したい理由

今夏の去就に注目が集まっているヴェッラッティ photo/Getty Images

体重管理に関して疑問を抱く

欧州の2022-23シーズンも終わりに近づき、さまざまな選手が今夏の去就で世間を騒がせている。そして、パリ・サンジェルマンを長年牽引してきたイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティもそのひとりだ。

現在30歳のヴェッラッティは、2012年夏に当時セリエBだったペルカーラから、セリエAを経由せずにPSGへ移籍。異色の経歴を持つ同選手だが、現在ではチームの最古参となっており、この11年間で公式戦出場数は400試合を超える。まだまだ発展途上にあったチームを1年目からリーグ制覇へと導いており、今や欧州を代表するクラブへと成長したPSGの最大の功労者のひとりと言っていいだろう。

そんなヴェッラッティとの契約は2026年までとなっているが、ここにきて退団話が加熱している。『Le Parisien』などいくつかの仏メディアによると、その背景にはいくつか理由があり、今季のパフォーマンス低下もそのひとつだという。
さらに、ヴェッラッティのピッチ外での規律に関しても、PSGの首脳陣は疑問視。特に体重管理に関して疑問を抱いているようで、同選手は2022年末のW杯休暇(イタリア代表は本大会出場を逃していたため)から帰ってきた際、大幅なオーバーウェイトだったとのことだ。この直前に月給100万ユーロ(約1億4800万円)への昇給もあったことから、許し難い行為ととらえられてしまったようだ。

一方で、ヴェッラッティ自身もPSGの姿勢にうんざりしているという報道もある。PSGと、同クラブを長年支えてきたこのプレイメーカーは、今夏に別々の道を歩む可能性が高いかもしれない。

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