アーセナルはライス獲得の高額入札を恐れる 放出は「英国史上最高額になる場合」とモイーズ

ビッグクラブがこぞって狙うライス photo/Getty Images

1億ポンドは下らない

来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、来夏の移籍市場に積極的に参戦すると目されるアーセナル。トップターゲットはウェストハムMFデクラン・ライスであることがさかんに報道されているが、獲得にあたっては、やはりその高額な移籍金がネックとなるようだ。

『THE Sun』によれば、アーセナルはライス獲得のため、ウェストハムに8000万ポンド、週給30万ポンドの5年契約というオファーを出すつもりであるという。しかしウェストハム指揮官デイビッド・モイーズはライスの契約状況に関わらず、英国史上最高額を更新する場合のみクラブを離れるだろうと述べている。報道によれば、ウェストハムはライスの需要の大きさにより、移籍金が1億3000万ポンドにのぼる可能性があると期待しているようだ。

ライスは今夏の人気銘柄であり、マンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールも狙っているとされている。しかし英国市場最高額の移籍金といえば、今季チェルシーのエンソ・フェルナンデスが記録した1億700万ポンドであり、これ以上の超・高額な移籍金をウェストハムは求めていることになる。
元アーセナルのマーティン・キーオン氏は『talkSPORT』で、この金額に「高すぎる」と意見した。

「何年もチャンピオンズリーグに出場しているリヴァプールにとってさえ、彼は高価すぎる。彼はアーセナルが好む選手だが、コストがかかることを考えると、やりすぎだと思うよ」

アーセナルは来季、4つのコンペティションで競争力を見せられるだけのスカッドを構築しなければならない。今季も4つの大会を戦ってはいるが、プレミアリーグ以外のコンペティションはあっさり敗退したといってよく、来季はリーグ戦以外でも結果を出していく必要がある。右ウイングや右サイドバックも補強ポイントとして挙げられるなか、果たしてライスに大金をはたくのだろうか。

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