レアル監督アンチェロッティ「ハーランドだけじゃない。シティは守備も攻撃も完全なチーム」

百戦錬磨のアンチェロッティ photo/Getty Images

ハーランドだけではない

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグが明日行われることを受け、昨年CL王者のレアル・マドリードの監督カルロ・アンチェロッティが、対戦するマンチェスター・シティについて語った。

レアルとシティは昨年のチャンピオンズリーグ準決勝でも対戦しており、6−5と僅差でレアルが決勝進出を果たした。1stレグではシティが勝利しているが、2ndレグで、ロドリゴとベンゼマの試合終了間際の3得点が見事に決勝進出に導いたことで、結果的に優勝を飾った。レアルは今年もCL優勝に向けて準決勝まで辿り着き、再びシティを倒さなければならないが、今年のシティには怪物がいる。

今シーズン51得点を挙げて大活躍しているFW、アーリング・ハーランドだ。昨年のシティには特徴的なストライカーがおらず、前線にポジションを取る選手が満遍なく点が取れるという印象だった。しかし、今シーズンはそれに加えて、圧倒的な9番ストライカーの存在がシティをさらに盛り上げているのだ。しかし、『THE Mirror』によるとレアルの監督アンチェロッティはハーランドを止めることが勝利の鍵であるという考えを否定した。

「明らかにハーランドは危険な選手であり、特に得点については恐ろしい程のクオリティだ。しかし、今回の試合に向けてハーランドについてだけ話すのは、サッカーがとても上手で、守備も攻撃も得意な完全なチームについて話さないことを意味するだろう」

「私達は、ハーランドを止めることだけを考えるのではなく、止めることが不可能だと思われるチームを止めることを考えている。勝つために対等な試合をするオプションが我々にはあることを信じているよ」

シティはハーランドの得点力だけではない。後方でボールを回し、攻撃に繋げるプレイやデ・ブライネのパスの脅威、DFラインの連帯からなるからなる堅い守備など、多くの点で優れていることをアンチェロッティは認めている。アンチェロッティのコメントには、ハーランドにだけフォーカスを当てることは危険であるという自戒も込められているはずだ。注目の一戦の幕が開ける。

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